脳の覚醒が勉強の効率を押し上げる

脳の性質を理解して効率良く成果を上げる

受験勉強やテスト勉強は、「脳の性質に即した方法で勉強することで、がむしゃらに勉強するよりもラクに、そして効果的に成果を上げることがでる」と断言することができます。

まずはじめに、「脳の性質」として3つのポイントを抑えておきましょう。

① 脳はすぐには覚醒しない
② 脳は一度覚醒すると動き続けるが、その状態は長くは続かない。
③ 休息が不可欠

なかなか目覚めにくいくせに、すぐに疲れて休みたがります。
脳は一見怠け者のようですが、その分覚醒の時は大きな力を発揮してくれるのです。
つまり、脳のピーク時に勉強のピークを合わせることで、効率良く勉強をすることができるのです。

脳の覚醒には個人差がありますが、1日2〜3回、1回あたり1〜2時間程度しか続きません。
覚醒状態を延ばしたり増やしたりすることは難しく、いかにすばやく覚醒させ、いかに覚醒の度合いを上げるかがポイントになります。
さらに脳には、睡眠中に記憶を定着させる、達成感や成功体験が大好きで、ポジティブな感情により意欲が高まります。

これらの性質は、ちょっとした日々の心がけで勉強の効果アップに活かすことができます。
せっかくなので今日から意識して実施しみてましょう。

覚醒 ピーク前

「運動⇨作業⇨勉強」で覚醒度をグッと上げていく
ピーク前は、脳を覚醒させる運動や作業興奮を生む作業から始めましょう。
勉強については、前日に解いた問題や、単純な計算問題がおすすです。
① 体を動かして脳の血流を良くする(5分)
② 机周りの片づけなど簡単な作業をする(5分)
③ ラクな勉強から初めて脳の覚醒度をピークに向かわせる(10分)

15分〜20分程度を目安に組み立てていきましょう。

覚醒 ピーク

覚醒ピークを活かして、脳の新規回路を開拓する
脳の回転が上がり、意欲や集中力が高まってきたら、新しい単元や応用問題、苦手な分野などに取り組みましょう。
新しいことやチャレンジングなことに取り組むとき、脳は新たなに回路を構築しないといけないため、大きな負荷がかかります。
これを脳の覚醒ピークを活かして乗り越えていきましょう。
また、最初は時間をかけて理解したり考えたりすることも大切ですが、まったく時間を設けないと緊張感がなくなり、脳もダラけてしまうため、「1時間でこの問題を解き終える」などの目標タイムを決めて集中度を上げていきましょう。

覚醒 ピーク後

全体をざっと復習して脳の回路を強化する
覚醒状態は長くは続かないため、「なんだか集中力が切れてきたな」と感じたら、ピークが過ぎた証です。
ピーク後の勉強に適しているのが、おさらいです。
その日に勉強した内容をざっとでいいので復習をしましょう。
細部を詳しく見る必要はありません。ゆったりとした気持ちで全体を見直していくくらいで十分です。
新出の要点や解けなかった問題の解法などを再確認することで、脳にできた回路を強化することができます。
脳は、反復された情報を重要だと認識し、記憶に深く刻み込もうとします。
よってピーク時を同じくらいに、ピーク後の反復練習も重要になります。

休憩

しっかり脳を休めて疲労回復&情報処理をする
覚醒後には、必ず脳を休める時間が必要になります。
脳は睡眠中に記憶の整理・定着を行なっており、脳の疲労回復のためでなく脳内の情報処理を進めるためにも、休息が必要となります。
脳の休息の基本は「睡眠」ですが、軽い運動や好きなことなど勉強以外のことをしても得られます。
また、計算や音読、文章読解などの脳の使い方をこまめに変えながら勉強することも、脳をフレッシュに保つためには有効です。
長時間根を詰めて勉強をすれば、その文の反動も大きくなり、効率良く勉強をしたければ、しっかりと脳を休めることを忘れないようにしましょう。